viエディタでのファイルの編集開始方法はすでに説明しました。 ただし、これまでの記事では、必ずファイル名を指定してviエディタを起動していました。
Windowsであれば、ファイルをマウスの右ボタン()でクリックし、表示されたコンテキストメニューから "Edit with Vim" を実行してviエディタを起動しました。
UNIX系OSであれば、仮想端末を開く、またはコンソールからログインし、
vi 練習用文書.txt
のようにファイル名を引数にviエディタを起動しました。
しかし、状況によっては、ファイル名を指定せずviエディタを起動したいこともあります。 例えば、メモ帳代わりに使う場合や、一時的にviエディタでテキストを編集する場合などです。
筆者は、メモ帳代わりによくviエディタを利用します。 ネットで見つけた情報やTVで見た情報などを素早く記録するために、引数無しでviエディタを起動します。 入力を終えたら適切なファイル名で、適切なフォルダに保存します。
また、ワープロで文書を作成する場合にもviエディタを利用することがあります。 初めにviエディタでテキストを作成し、ワープロに貼り付けます。 ワープロに貼り付けたら、文字の飾り付けを行ったり図形や表を追加します。 全てワープロで作業するよりも効率よく文書の作成が行えます。
viエディタを引数無しで起動する方法を解説します。 WindowsとUNIX系OSでの手順をそれぞれ以下に掲載します。
デスクトップアイコン、またはスタートメニューから起動します。
デスクトップアイコンから起動する場合は、"gVim 7.4" をダブルクリックしてください。 スタートメニューから起動する場合は "gVim" を選択してください。