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特殊なキーをマッピングするには

  

特殊なキーにマッピングするには

この記事では、特殊なキーにマッピングするための表記方法について説明します。

特殊なキーとは、ファンクションキー(F1キー から F12キー)やカーソルキー、Enterキー、Escキー、Homeキー、Endキーなどのキーです。

  
オリジナルのviエディタではこの記事で紹介する表記方法は使えません。

特殊なキーの表記方法

すでに説明したように、map コマンド(exコマンド)は、

:map <キー> <コマンド>

と実行します。

割り当てるキーが英字や数字や記号である場合には、マッピングの記述は難しくはありません。 例えば、\(バックスラッシュ) キーに、dwj を割り当てる場合は、

:map \ dwj<Enter>

とするだけです。

  
\ はバックスラッシュです。 バックスラッシュはUNIX系OSでは \(バックスラッシュ) として正しく表示されますが、Windows では ¥(円マーク) として表示されます。 どちらにしても、日本語キーボードからは ¥(円マーク) で入力します。
  
ウェブ上でのバックスラッシュの表示は、ウェブブラウザによって異なります。 \(バックスラッシュ) として表示するものもあれば ¥(円マーク) として表示されるものもあります。

しかし、割り当てるキーが特殊な場合は、特別な表記を使う必要があります。 例えば、ファンクションキーのF10キーに、dwj を割り当てる場合は、

:map <F10> dwj<Enter>

と記述しなくてはなりません。

特殊なキーの表記の一覧

特殊なキーの表記方法を以下に掲載します。

特殊キー 表記
BackSpaceキー <BS>
Tabキー <Tab>
Enterキー <Enter>
同上 <CR>
同上 <Return>
Escキー <Esc>
スペースキー <Space>
|
(パイプ)
<Bar>
Deleteキー <Del>
カーソルキーの上(↑) <Up>
カーソルキーの下(↓) <Down>
カーソルキーの左(←) <Left>
カーソルキーの右(→) <Right>
F1キー <F1>
F2キー <F2>
F3キー <F3>
F4キー <F4>
F5キー <F5>
F6キー <F6>
F7キー <F7>
F8キー <F8>
F9キー <F9>
F10キー <F10>
F11キー <F11>
F12キー <F12>
Homeキー <Home>
Endキー <End>
PageUpキー <PageUp>
PageDownキー <PageDown>
Homeキー(テンキー) <kHome>
Endキー(テンキー) <kEnd>
PageUpキー(テンキー) <kPageUp>
PageDownキー(テンキー) <kPageDown>
+(プラス)
(テンキー)
<kPlus>
-(マイナス)
(テンキー)
<kMinus>
*(アスタリスク)
(テンキー)
<kMultiply>
/(スラッシュ)
(テンキー)
<kDivide>
Enterキー(テンキー) <kEnter>
.(ピリオド)
(テンキー)
<kPoint>
0(テンキー) <k0>
1(テンキー) <k1>
2(テンキー) <k2>
3(テンキー) <k3>
4(テンキー) <k4>
5(テンキー) <k5>
6(テンキー) <k6>
7(テンキー) <k7>
8(テンキー) <k8>
9(テンキー) <k9>

SHIFTキー・ALTキー・CTRLキーとの同時押しの表記

SHIFTキーやALTキー、CTRLキーとの同時押しも表記することができます。

SHIFTキーとの同時押しは、

<S-F10>

のように "S-" を付加して表記します。

ALTキーとの同時押しは、

<A-F10>
<M-F10>

のように "A-" または "M-" を付加して表記します。

CTRLキーとの同時押しは、

<C-F10>

のように "C-" を付加して表記します。

  
  

まとめ

ファンクションキー(F1キー から F12キー) やカーソルキー、Enterキー、Escキー、Homeキー、Endキーなどの特殊なキーにもマッピングすることができます。

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