viエディタを一度終了し、再度ファイルを開く
ここで一度viエディタを終了します。 そして、再び文書を開いて編集を続けましょう。
一度viエディタを終了するのは、エディタの終了方法を説明するためです。 なお、viエディタを終了する命令はexコマンドです。
quit コマンド(exコマンド)で終了
viエディタを終了するには、quit コマンド(exコマンド)を実行します。

では、キーボードから :q<Enter> を入力してください。
:q<Enter>

上図のようにviエディタが終了します。
なお、文書が未保存の状態では、上記コマンドだけでは終了できません。 詳細については、以下の補足を参照ください。
補足 - 変更済みで未保存である場合の終了方法 -
quit コマンド(exコマンド)での終了についての補足です。 今回は、quit コマンド(exコマンド)でviエディタを終了できたはずですが、状況によっては終了できない場合があります。
それは、文書が変更されている場合です。 文書が変更されているにも関わらず、未保存の状態で終了しようとすると、以下のように表示されます。

上図のように情報欄にエラーメッセージが表示されます。 このように、未保存では quit コマンド(exコマンド)のみでは終了することはできません。
上記のエラーメッセージが表示された場合は、変更を保存して終了するか、変更を破棄して終了してください。 具体的な方法については、以下を参照ください。
変更を保存して終了する方法(その1)
まずは、write コマンド(exコマンド)で保存し、その後 quit コマンド(exコマンド)で終了する方法です。 つまり、すでに説明した write コマンド(exコマンド)と quit コマンド(exコマンド)を2回に分けて実行するだけです。
:w<Enter>
:q<Enter>
変更を保存して終了する方法(その2)
続いて、write コマンド(exコマンド)のみで保存・終了する方法です。
write コマンド(exコマンド)は、終了オプション q を付加することができます。 終了オプション q を付加すると、保存後にviエディタが終了します。

オプションは wq のようにコマンドのすぐ後ろに付加します。
:wq<Enter>
変更を破棄して終了する方法
最後に、quit コマンド(exコマンド)で強制終了する方法です。 つまり、変更を破棄して終了します。
quit コマンド(exコマンド)は、強制オプション ! を付加することができます。 強制オプション ! を付加すると、未保存でもviエディタを終了することができます。

オプションは q! のようにコマンドのすぐ後ろに付加します。
:q!<Enter>
練習用文書をviエディタで開く
保存したファイル "練習用文書.txt" を再び開きましょう。 WindowsとUNIX系OSで手順が異なりますので、利用している環境に合わせて参照ください。
Windowsの場合
Windowsの場合は、以下の手順で "練習用文書.txt" を開きます。

上図のようにファイルを(1)のようにマウスの右ボタン(
)でクリックします。
コンテキストメニューが表示されるので(2)の "Edit with Vim" を選択します。

上図のようにVimが起動し、編集が再開されます。 文字カーソルは、文書の先頭に位置します。
UNIX系OSでファイルを開くには
UNIX系OSの場合は、以下の手順で "練習用文書.txt" を開きます。
仮想端末を開く、またはコンソールからログインし、
vi 練習用文書.txt

とします。
Vimが起動し、編集が再開されます。 文字カーソルは、文書の先頭に位置します。





