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単語を変更して修正

  

単語 "dogs" を 単語 "dog" に変更する

この記事でも、"dogs" を "dog" に訂正します。 今回は、"dogs" を単語の単位で "dog" に変更します。

単語 "dogs" を "dog" に変更

任意の移動コマンドを使って、"dogs" の先頭まで文字カーソルを移動します。

文字カーソルを dogs の先頭に移動
文字カーソルを dogs の先頭に移動

上図のように文字カーソルを"dogs" の先頭に移動します

文字を変更するには、c コマンドを使います

 
  
c コマンドは "Change" から連想して覚えましょう。

なお、c コマンドは、それだけでは命令とはなりません。 c コマンドは、後ろに続けて移動コマンドを入力しなくてはなりません

続けて移動コマンドを入力するのは、どこまでを変更対象とするのかを指定するためです。 c と入力されただけでは、viエディタはどこまで変更すればいいのかわかりません。 よって、どこまでを変更するのかを移動コマンドで指定します

後ろに続けて指定する移動コマンドは、すでに学習した、j k l(エル) h コマンドや w コマンド、b コマンドなどです。 例えば、cw なら単語の終わりまでが変更対象となり、c$なら行末までが変更対象となります。

今回は、単語の単位で変更しますので、後ろに指定する移動コマンドは w となります

  
このように、編集コマンドに続けて移動コマンドを入力できるところがviエディタの生産性の高さにつながっています。

では、キーボードから cw を入力してください。

cw
dogsが変更状態になる
dogsが変更状態になる

上図のように"dogs" の "s" の文字が、$(ドル記号)に変わりました。 変更中は、$(ドル記号)が変更範囲の終了位置を表します

また、現在はコマンドモードではなく、入力モードです。 つまり、キーボードから新しい文字列を入力することができます。

では "dog" に変更します。 キーボードから "dog" を入力してください。

dog
dogと入力される
dogと入力される

上図のように"dog" が入力されます

入力を終えたので、コマンドモードに戻します。 キーボードから Esc を入力してください。

<Esc>
dogに変更される
dogに変更される

上図のように"dogs" が "dog" に変更されます

では、再び "dogs" に戻しましょう。 キーボードから u を入力してください。

u
取り消し
取り消し

上図のように"dog" が "dogs" に戻ります

  
  

まとめ

c コマンドで、変更を開始します。 変更する範囲は、後ろに続く移動コマンドの移動先までとなります。

変更中は入力モードになります。 入力を終えたら Esc コマンドでコマンドモードに戻しましょう。

コマンド 説明
c<範囲指定> 文字を変更する
(文字カーソルの位置から指定された範囲まで)
 
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