まず説明しておきたいのが『レジスタ』と呼ばれる領域についてです。
viエディタでは、文書内のコピーや切り取り、貼り付けには、クリップボードは使われません。 代わりに、『レジスタ』と呼ばれる "テキストを格納することができる領域" が使われます。
レジスタは、クリップボードと同じようにテキストを格納することができますが、他のアプリケーションからは参照できません。 つまり、viエディタ内だけで使える "クリップボードと同等の保存領域" です。
viエディタでは、コピーのことを『ヤンク』と呼びます。 余談ですが、ヤンクは『ぐいっと引っ張る』というような意味があるとか。
また、切り取り(カット)のことを『削除』と呼びます。 すでに説明した、x コマンドや d コマンドでの削除というのが、切り取り(カット)のことです。 x コマンドや d コマンドでテキストを削除すると、削除されたテキストがレジスタに登録されます。
貼り付け(ペースト)についても同様に、一般的な呼び名とは異なり、『プット』と呼びます。
viエディタでは、文書内のコピー・切り取り・貼り付けには『レジスタ』と呼ばれるテキスト保存領域を利用します。
viエディタでは、コピーのことを『ヤンク』、切り取り(カット)のことを『削除』、貼り付け(ペースト)のことを『プット』と呼びます。