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任意の1文字

いずれか1文字を表す

この記事では、任意の1文字を表すメタ文字である .(ピリオド) について説明します

.

任意の1文字とは、どんな文字でもよい何か1文字のことです。 つまり、英字にも数字にも記号にも一致する表現です。 もちろん、ひらがな・カタカナ・漢字にも一致します。

なお、この記事でも以下のテキストを例に操作を説明します


hello 2014
vi editor
 vi editor.

  vi editor
vim Editor
Vim Editor
a
aa
aaa
aaaa
aaaaa
.
*
^
$
/
\
[
]
<
>
{
}

  
3行目の先頭には、空白を1つ入れてあります。
  
4行目は空行です。
  
5行目の先頭には、空白を2つ入れてあります。

任意の1文字を表す .(ピリオド)

正規表現では、.(ピリオド) は任意の1文字を表します。 例えば、

.at

という正規表現は、"cat" にも "rat" にも "hat" にも "あat" にも "アat" にも "亜at" にも一致します。

では、実際に .(ピリオド) を含めたテキスト検索を実施してみましょう。

文字カーソルは文書の先頭にある
文字カーソルは文書の先頭にある

上図のように文字カーソルは文書の先頭にあると仮定して説明を始めます

まずは、任意の1文字を検索してみましょう。

では、キーボードから /.<Enter> を入力してください。

/.<Enter>
次の文字へ移動する
次の文字へ移動する

上図のように文字カーソルが次の文字に移動します

このように、.(ピリオド) は、どんな文字にでも一致します。

さらに、順方向の次の一致へ移動してみましょう。

キーボードから n を入力してください。

n
さらに次の文字へ移動する
さらに次の文字へ移動する

上図のように文字カーソルがさらに次の文字に移動します

続いて .(ピリオド) を使って11文字の行を検索してみましょう。

では、キーボードから /^...........$<Enter> を入力してください。

  
.(ピリオド)は11個です。
/^...........$<Enter>
3行目へ移動する
3行目へ移動する

上図のように文字カーソルが3行目に移動します

2行目は9文字の行です。 よって、検索には一致せず、11文字の行である3行目へ移動しました。

このように、任意の文字数の行を探すこともできます

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まとめ

正規表現では、.(ピリオド) は任意の1文字を表します。

正規表現 意味
.
(ピリオド)
任意の1文字を表す
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