直前の文字の任意回数の繰り返しを表す
この記事では、直前の文字の任意回数の繰り返しを表すメタ文字である \{ \}(バックスラッシュ・波括弧) について説明します。
\{ \}
直前の文字の任意回数の繰り返しとは、言葉の通り、1つ前の文字の繰り返しのことです。 繰り返しの回数は、任意に指定することができます。
なお、この記事でも以下のテキストを例に操作を説明します。
- hello 2014
- vi editor
- vi editor.
- vi editor
- vim Editor
- Vim Editor
- a
- aa
- aaa
- aaaa
- aaaaa
- .
- *
- ^
- $
- /
- \
- [
- ]
- <
- >
- {
- }
直前の文字の任意回数の繰り返しを表す \{ \}(バックスラッシュ・波括弧)
正規表現では、\{ \}(バックスラッシュ・波括弧) は直前の文字の任意回数の繰り返しを表します。
なお、回数指定は、\{ \}(バックスラッシュ・波括弧)内に記述しなくてはなりません。 回数指定は、回数を直接指定することも、範囲で指定することもできます。
例えば、
\{5\}
は、5回の繰り返しを表します。 また、
\{3,7\}
は、3回以上で7回以下の繰り返しを表します。
では、実際に \{ \}(バックスラッシュ・波括弧) を含めたテキスト検索を実施してみましょう。

上図のように文字カーソルは文書の先頭にあると仮定して説明を始めます。
ここでは、同じ文字が3回から4回連続するだけの行を検索してみましょう。
では、キーボードから /^.\{3,4\}$<Enter> を入力してください。
/^.\{3,4\}$<Enter>

上図のように文字カーソルが10行目の "aaa" の位置に移動します。
このように、"a" が3つ連続するだけの行に一致します。
さらに、順方向の次の一致へ移動してみましょう。
キーボードから n を入力してください。
n

上図のように文字カーソルが11行目の "aaaa" の位置に移動します。
このように、文字の任意回数の連続を探すことができます。





