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クリップボードを経由する貼り付け方法

  

クリップボードからテキストを貼り付ける

この記事では、クリップボード経由での貼り付けについて説明します。 つまり、他のアプリケーションからテキストを貼り付ける方法です

なお、ここで説明するのは、あくまでも他のアプリケーションからテキストを貼り付けるのに適した方法です。 viエディタ内でのコピー・切り取り・貼り付けは専用のコマンドがあります。

  
viエディタを複数立ち上げた場合で、異なる文書間でテキストをやりとりする場合はクリップボードを使います。

SHIFT + Insertキーで貼り付けよう

viエディタでは、CTRL + Vでテキストを貼り付けることはできません。 なぜなら、CTRL + Vには他の重要な機能がり当てられてるためです

viエディタでは、テキストの貼り付けは、SHIFT + Insertキーで行います。 コマンドモードではなく、入力モードに切り替えてから実施します

viエディタ以外でもCTRL + Vは使わないほうがいいかも

常用しているOSがWindowsだという方もUNIX系OSだという方も、『貼り付けには CTRL + V を使っている』という方が多いのではないでしょうか。

しかし、viエディタを使用するのであれば、普段からSHIFT + Insertキーで貼り付けを行うようにするのがいいかもしれません。 Windows・UNIX系OSの両方で、viエディタ以外のアプリケーションでも SHIFT + Insertキーでの貼り付けが行えますので困ることはありません。

確かにWindowsでは、

ショートカットキー 機能
CTRL + C コピー
CTRL + X 切り取り(カット)
CTRL + V 貼り付け(ペースト)

というのが最も知られている操作かもしれません。 しかし、Windows 3.1より前では

ショートカットキー 機能
CTRL + Insertキー コピー
SHIFT + Deleteキー 切り取り(カット)
SHIFT + Insertキー 貼り付け(ペースト)

というのが標準でした。 IBMが提唱した "Systems Application Architecture" という標準化に準拠してそうなっていました。 しかし、Windows 3.1からは、macOS風のショートカットキー CTRL + C、CTRL + X、CTRL + V が標準となり、現在に至っています

クリップボードを経由するコピー・切り取り・貼り付け
クリップボードを経由するコピー・切り取り・貼り付け

ただし、今でもWindowsでは、CTRL + Insertキー、SHIFT + Deleteキー、SHIFT + Insertキーでのコピー・切り取り・貼り付けは使えます。 つまり、SHIFT + Insertキーでの貼り付けを使用していれば、viエディタでも他のアプリケーションでも同じショートカットキーが使えるということです

なお、UNIX系OSでも、SHIFT + Insertキーでの貼り付けは使えます。

  
  

まとめ

入力モードで、SHIFT + Insertキーを押すことでクリップボードからテキストが貼り付けられます。

コマンド 説明
SHIFT + Insertキー クリップボードからテキストを貼り付ける
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