Vine Linuxでのインストール
Vine LinuxでのVimのインストール
2014年2月現在の最新版はVine Linux 6.2です。 Vimのインストール状態は、Vine Linuxのインストール時の選択によって異なります。
Vine Linuxのインストール時の選択とVimのインストール状態の関連は以下の通りです。
|
Vine Linuxのインストール時に選択した インストールの種類 |
Vimのインストール状態 |
|---|---|
| すべて(E) | インストール済 |
| デスクトップ(D) | インストール済 |
| サーバ(S) | 未インストール(Vim-Tinyはインストールされる) |
| ベースシステム(B) | 未インストール(Vim-Tinyはインストールされる) |
| カスタム(C) | 初期状態では未インストール(Vim-Tinyはインストールされる) |
上表のように、"すべて(E)"または"デスクトップ(D)"を選択してインストールした場合は、Vimがインストールされます。 それ以外では、Vim-TinyはインストールされますがVimはインストールされません。 そのため、Vimを追加でインストールする必要があります。
なお、Vim-Tinyとは最小限の機能しか持たないVimです。 Vimから不要な機能を削ぎ落した縮小版であり、オリジナルのviエディタとほぼ同じ機能しか持っていません。
本ウェブサイトでは、オリジナルのviエディタの機能に加え、Vim独自の拡張機能も解説します。 そのため、Vim-Tinyでは本ウェブサイトで解説している機能が試せませんので、Vimのフルパッケージ(パッケージ名:"vim")をインストールしてください。
Vimがインストール済みかどうかの確認方法は以下を参照ください。 また、インストールされていない場合のインストール方法についても以下を参照ください。
Vimがインストール済みかどうかの確認
Vine Linuxにグラフィカルログインした状態で仮想端末を開く、またはコンソールからログインし、
rpm -qi vim
と実行します。 すでにVimがインストール済みであれば、以下のように表示されます。
Name : vim Relocations: (not relocatable) Version : 7.3.206 Vendor: (none) Release : 1vl6 Build Date: 2011年06月06日 02時35分33秒 Install Date: 2013年11月23日 16時51分41秒 Build Host: mouton.ctu.dicey.org Group : Applications/Editors Source RPM: vim-7.3.206-1vl6.src.rpm Size : 1753656 License: Vim Signature : DSA/SHA1, 2011年06月06日 02時40分02秒, Key ID 90bf4c0974322cb0 URL : http://www.vim.org/ Summary : Vi IMproved - 改良された vi エディタ Description : VIM(VIsual editor iMproved)はviエディタ互換のエディタで，次のような多 くの機能が加えられています: マルチレベルのアンドゥ，シンタックスハイラ イト，コマンドのヒストリ，オンラインヘルプ，ファイル名の補完，ブロック を対象とした処理，行の折り畳み，ユニコードやその他の文字コードのサポー トなどです． このパッケージでは最も基本的な機能を含んだVIMが提供されます．
Vimがインストールされていなければ、以下のように表示されます。
パッケージ vim はインストールされていません。
Vimのインストール
Vimがインストール済みでなければ、以下を実行してVimのインストールを行います。
ログインした状態で、
su -
として、rootのパスワードを入力して、システム管理者(root)にスイッチし、
apt-get update
としてパッケージ情報を更新し、
apt-get install vim
とします。
"続行しますか? [Y/n]"と訊かれるので、y を入力して続行してください。
まとめ
Vine Linuxでは、Vim-Tinyは標準でインストールされますがVimはインストールされないこともあります。 インストールされていない場合は、apt-getコマンドで "vim" パッケージをインストールしてください。