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設定ファイルの作成

  

Vimの設定ファイル(_vimrc)の作成

次に、Vimの設定ファイル(ホームフォルダの_vimrc)を作成します。 viエディタは、様々な設定項目を持っており、設定を変更することで機能や動作をカスタマイズすることができます。

ここでは、オリジナルのviエディタとほぼ同じ動きをするように設定を行います。 また、日本語が正しく扱えるようにするための設定も行います。

以下の手順に従って設定ファイルを作成してください。

1. 『ファイル名を指定して実行』ダイアログを開く

 

キーボードのWindowsキー(Windowsキー) +Rを押して『ファイル名を指定して実行』ダイアログを開きます。

  
キーボードのWindowsキー(Windowsキー)を押し、そのままRを押します。

2. コマンドプロンプトを起動

 

名前(O)の欄に "cmd" と入力して[OK]ボタンを押します。

3. コマンドプロンプト

 

『コマンドプロンプト』が開きます。

4. 設定ファイルの作成

コマンドプロンプト上で以下を打ち込んで、Vimの設定ファイルを作成します。


cd %USERPROFILE%
del _vimrc
echo set compatible >> _vimrc
echo set encoding=utf8 >> _vimrc
echo set fileencodings=iso-2022-jp,utf8,euc-jp,cp932 >> _vimrc
echo set ambiwidth=double >> _vimrc
echo set guifont=MS_ゴシック:h8:cSHIFTJIS >> _vimrc
echo set guioptions-=m >> _vimrc
echo set guioptions-=T >> _vimrc
echo set iminsert=0 >> _vimrc
echo set imsearch=0 >> _vimrc
echo set directory=.,C:\Windows\Temp >> _vimrc

 

5. コマンドプロンプトを閉じる

コマンドプロンプト上で、


exit

 

と打ち込んで、コマンドプロンプトを終了します。

6. 作成されたVimの設定ファイルの内容

作成されたVimの設定ファイル(ホームフォルダの_vimrc)の内容は以下となります。

  1. set compatible
  2. set encoding=utf8
  3. set fileencodings=iso-2022-jp,utf8,euc-jp,cp932
  4. set ambiwidth=double
  5. set guifont=MS_ゴシック:h8:cSHIFTJIS
  6. set guioptions-=m
  7. set guioptions-=T
  8. set iminsert=0
  9. set imsearch=0
  10. set directory=.,C:\Windows\Temp

上記の内容で設定ファイルが作成されているかをメモ帳などで確認してください。 なお、設定ファイルが置かれているホームフォルダの場所は以下の通りです。

Windowsの種類 ホームフォルダの場所
Windows XP C:\Documents and Settings\<ユーザ名>
Windows Vista または
Windows 7 または
Windows 8 / 8.1
C:\Users\<ユーザ名>
または
C:\ユーザー\<ユーザ名>

また、設定ファイルの各行の意味については、以下の解説を参照ください。

解説
set compatible オリジナルのviエディタと互換性のある動作をする
set encoding=utf8 新規ファイルを保存する場合に文字エンコーディングをUTF-8とする
set fileencodings=iso-2022-jp,utf8,euc-jp,cp932 文字エンコーディングとして、JIS・UTF-8・日本語EUC・シフトJISを扱えるようにする
set ambiwidth=double 全角記号を英数字2文字分の幅で表示する
set guifont=MS_ゴシック:h8:cSHIFTJIS 表示用フォントを"MSゴシック"の8ポイントに指定する
set guioptions-=m メニューバーを表示しないようにする
set guioptions-=T ツールバーを表示しないようにする
set iminsert=0 入力時に日本語入力(IM)が自動的にオンにならないようにする
set imsearch=0 検索時に日本語入力(IM)が自動的にオンにならないようにする
set directory=.,C:\Windows\Temp 作業用フォルダを指定する
  
  

まとめ

Vimの設定ファイルは、ホームフォルダの_vimrcファイルです。

設定によって、オリジナルのviエディタとほぼ同じ動きをさせることもできます。 また、日本語が正しく扱えるようにするためにも設定が必要です。

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