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画面内の行頭・行末へ移動

  

表示範囲内での行頭・行末への移動

この記事では、画面内の行頭や行末へ文字カーソルを移動する方法を説明します。 つまり、見えている範囲での行頭・行末への移動のことです。

  
オリジナルのviエディタではこの記事で紹介するコマンドは使えません。

なお、以下のテキストを例に解説します

  1. 竹瓦温泉は、別府市を代表する市営温泉で100円で入湯することができます。創設時は竹葺きの屋根で、後に改築されたものが瓦葺きであったためその名がついたとか。
 

画面内の行頭・行末への移動方法

画面内の行頭への移動は g0(ゼロ) コマンドを使います。

 

では実際に文字カーソルを移動してみましょう。

入力を終えた直後
入力を終えた直後

上図のように入力を終えた直後であると仮定して説明を始めます。 文字カーソルは1行目の行末にありますが、折り返して表示されているので表示上は2行目の行末にあります

では、画面内の行頭に移動してみましょう。 キーボードから g0 を入力してください。

g0
画面内の行頭に移動
画面内の行頭に移動

上図のように文字カーソルが画面内の行頭に移動します

このように画面内での移動となるため、表示上の1行目には移動しません。

ではここで、文字カーソルを1行目の行頭に移動します。 すでに説明した 0(ゼロ) コマンドを使いましょう。

キーボードから 0 を入力してください。

0
1行目の行頭に移動
1行目の行頭に移動

上図のように文字カーソルが1行目の行頭に移動します

最後に、画面内の行末への移動です。 画面内の行末への移動は g$(ドル記号) コマンドを使います。

 

では、画面内の行末に移動してみましょう。 キーボードから g$ を入力してください。

g$
画面内の行末に移動
画面内の行末に移動

上図のように文字カーソルが画面内の行末に移動します。 このように表示上の1行目の行末に移動しています。

  

画面内の行内の空白以外の最初の文字への移動はないのか

ここまで読み進んだ読者のみなさんは、きっとこう思っていることでしょう。 『画面内の行内の空白以外の最初の文字へ移動する g^(キャレット) コマンドはないのか』と。

ご察しの通り、g^(キャレット) コマンドは存在しています。

 

ご想像の通り、画面内の行内の空白以外の最初の文字へ移動します。

  

まとめ

g0(ゼロ) コマンドで画面内の行頭、g$(ドル記号) コマンドで画面内の行末へ文字カーソルが移動します。 画面内とはつまり見えている範囲のことです。

コマンド 説明
g0
(ゼロ)
画面内の行頭へ移動する
g$
(ドル記号)
画面内の行末へ移動する
g^
(キャレット)
画面内の行内の空白以外の最初の文字へ移動する
 
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